21w4d市の両親学級レポ②
昨日の続き。
トークだけで進んだ助産師さんの話が終わり休憩タイムに★
「外に妊婦体験のセットを用意しているので、興味のある方はご自由にどうぞ」とのこと。コロナ対策の一環らしい。
正直、私は妊婦体験というやつ、かなり意味ないと思ってるので強制ではないのは有り難かった。
夫にも「別にやんなくていいよ」と言う。
だってあれ、負担かかるの肩じゃん。私がつらくなるのソコじゃなくね?内臓とか、皮膚とか、なんか具合悪いとか、足がむくむとかツるとか、腰を曲げると痛いとか、そこじゃね?
お腹がはちきれそうなほどいっぱい食べたときに辛いのはどこですかって話だよ!
視覚障害体験とかと同列に語られてるような気がしてなんか受け入れがたい。あれは意味がある。目が見えないとどんな怖さがあるかなんとなく分かる。
でも妊婦体験は全然違う。これは体験じゃない、「こんなに大変なんだね」というポーズを男がとるだけの体験。アトラクション。地震体験車やクレーン車体験のようなものと同じ雰囲気を感じる・・・・・・。
などと心の中で目茶苦茶毒づいてしまった。
休憩が終わった後は、市の職員さんによる産後鬱の話。
職員さんによる「産後によくある状況」の劇を見させられる。
この劇、ちょいちょい台詞を間違えたり、セリフを間違えた自分に笑っちゃったりしてて最高にグダグダだった。
要は、お母さんが一人で頑張っているんだけど、夫は表面上のことだけをしてたりゴミ捨てだけで「おれってイクメンだから」などと言っていて・・・
というようなストーリー。
今の劇をみて夫婦で思ったことを話し合ってみましょう、という流れだった。
うん、まあ、言えばいいよね・・・おたがいに。
私は男役に対して「2人の事として考えられてない」とか「その程度でイクメンとはいえない」とかの意見を持つのが正解なんだろうけど。
劇をみながら男よりとにかく女役にイライラしてしまった。なんで言わないのか?言わずに通じると思っているのか…?察してちゃんなのか…?
産後の話でよく聞く夫への不満の話、だいたい母側に「なぜ言わない?」と思ってしまうんだけど、産後のメンタルだと言えなくなってしまうものなのかな・・・?
気を遣ってしまうのか?自分でなんとかしなきゃ!と思ってしまうのか?諦めてしまうのか?ホルモンの関係で言語能力が欠如してしまうのか?
私もそうなるのかなぁ・・・・・・不安だ・・・
何組かの夫婦に、どんなことを話したかのインタビューがあってこのプログラムは終わった。
なお、「本来コロナが無い頃は、女性チームと男性チームに分かれて思ったことを話し合ってもらい、それぞれ発表という形だったんです・・・」と進行役の方が言っていた。
それを聞き、ハッと目を見合わせる私たち夫婦。
(助かったー・・・・・!!)という気持ち。
夫はそういう「知らない人との意見交換」みたいな場面がマジで嫌いだし超苦手。
そして私もマジで嫌い。友達作れるチャンス!とか色んな意見が聞ける!とか本当に思えない。ごめんなさい・・・。
さらに私の厄介な所は、そういう場面が「大嫌いだけど目茶苦茶得意」だということ。
知らない人の前で話したり、場を回したり、質問したり、まとめたりするのが何においても得意なのだ・・・本当に、何においても。自分の中で一番の特技といえる。なぜなんだ・・・。得意、だけど大っ嫌いなので「やれてしまう」ことにぐったり疲れる。
昔はこの「得意」というのを「好き」と混同していて、そういう仕事をやりたい(やったほうがいい)と思ってたし、この仕事向いてるなぁと自分に思いこませて、勘違いしていた。
でもやっぱり、やり終わった後に成果に比べて達成感がゼロで疲弊ばかりしていて、やっと「得意」と「好き」は共存しないことに気付いたのだった・・・。
好きなことが特技とは限らないし、特技が好きな事とは限らない。むしろ真逆もある!
そして特技は別に好きじゃなかったら活かさなくてもいいっ!誰からも責められない!思い込んでんの自分だけ!無理に社会に還元しなくていい!好きなことで還元すればいいっっっ!!!!
本当にそう思う。仕事辞めた時に本当にそう思ったことを久々に思い出した出来事だった。
というわけで、両親学級にいったけど
夫の特性(音で言われたことは頭に入らない)や私の性格などに思いを馳せた事ばかりが印象に残った。
まぁ手続き面、体調面で勉強になったこともあったし、夫婦で赤ちゃんを迎える準備のキックオフ的な場になったので
総じて良かった!!
あと、コロナ禍の両親学級形態が逆に良かった!知らん人と夫婦それぞれバラバラでコミュニケーションとったり、一妊婦体験装着してる夫を見ちゃったり、そういうシーンがなくて本当に良かった!!初めてコロナに感謝した。